ぶろぐ　in　yume林

一人では起こりえない、予想できない事態。
不幸な形でそういう事態に巻き込まれる事が
本当に煩わしいと昔から思っていた。

その実、求めているのはそういう形の
自分以外の人が作り出す幸せに巻き込まれる事なんだ。
とここにきて確信してしまう。

自分は一人では自分一人さえ幸せにできない
つまらない人間なんだ。
外部からの影響がないと、
簡単に腐ったり、干からびてしまう。

物語の主人公でさえ、
そういう幸せを手にしていることに、
羨望や、憧れや、感動してしまう。

自分で自分の為にできる事だけで、
一生を幸せに生きられたら随分楽だ。
努力次第でどうにかなるはずだ。
しかしそれでは満足できない。

他力本願で得難いもの
を欲しがってしまう。
どうしようもない。

好き、という感覚的なものを貫ける。
つまり、多分、幅広く、愛。
美しくて、眩しくて、嘘がなくて、自分から見て
何よりも価値があると思う。
それにかける時間ならば、いくら過ごしても決して無意味などなくて
その結果、人一人の人生なんてぜんぜん足りないくらい、
どんどん有意義に過ぎてゆくんだ。
喉から手が出るほどほしい。

自分が愛してるものに
毎日一番近くで巻き込まれて、人生を過ごしたい。

しかも、たちが悪いことに、
出来が悪い自分を省みず、
自分が一方的に愛してるだけじゃなく、
同じようにとは言わずとも自分のことも愛してほしい。
自分も愛してる人を巻き込みたい。

そんなものは所詮、自分にはかなわないのだろうか。

なのに、諦められないから苦しい。
美しい人達を毎日見ているから、なおさら。
夢見ている。
いつか、手に入るのかな。


かな。